生産のこだわり
組合員の茶園管理については、組合で統一した栽培暦に沿った施肥・防除体系による栽培をしています。
圃場の状態を把握し、養分状況や圃場間格差を改善して安定生産に役立てるための予防診断として土壌診断を毎年実施しています。
また、農薬散布においては、発生消長調査に基づく適期防除情報の掲示や携帯端末へのメール配信を実施するとともに、性フェロモン剤の導入などIPM防除技術を導入し、農薬の使用回数削減に努めています。
とりわけ、組合員の栽培圃場を組合事務局で全筆調査し、隣接する圃場の状態を確認したうえで、ドリフト加害に対する注意や被害防止対策をそれぞれ講じ、ポジティブリスト制度に対応するとともに、組合事務局による防除規制(最終防除日の指定)を組合員が徹底することで農薬飛散防止と残留農薬の発生防止に努めています。
生葉の受け入れについては、残留農薬が基準値を超えて検出された場合に個別農家まで特定できる体制を構築しています。
組合の自主検査とともに、相対取引先の茶商で残留農薬検査を茶期毎に実施していますが、これまで残留農薬が基準値を超えて検出されたことはありません。