おいしいお茶ができるまで |
このページは以前まで西濃地域揖斐農業改良普及センターホームページ内で紹介されていたものを責任者・作成者の許可を得て転載しています。 掲載されている写真は当工場内の機械です(一部新規入れ替えのため実在の機械と異なるものもあります) |
![]() ![]() |
|||
![]() |
「乗用型摘採機」や「可搬式摘採機」によって摘採されたお茶の葉は、重量を計測された後にこの「生葉管理コンテナ」に入れて保管されます。 生葉が蒸れたりしないようコンテナの下は網になっており、涼しい風が吹き上げるようになっています。 |
||
![]() 生葉投入口 |
わたしは Dr.茶 である。 お茶のことはわたしに任せなさい。 さぁ お茶の加工のスタートだ! |
||
![]() |
![]() ![]() |
||
緑茶製造の第一行程で、葉を蒸気で蒸すことにより酸化酵素の活性を失わせて、煎茶独特のさわやかな 香りと鮮やかな緑色を保ちます。 「蒸機」の中の回転する網胴内に撹拌手が付いており、この中にボイラーで作った蒸気を送り込んで茶葉を蒸します。 (30〜40秒) |
![]() |
|
![]() |
とってもあついので、さわっちゃだめだよ。 |
![]() ![]() |
||
![]() |
「もみ手」と「さらい手」が回転し、葉をさばきながら「もみ手」と「もみ底」の間で軽くもみます。 同時に熱風を送り込んで重量減約50%程度まで乾燥させます。 (約40分) |
|
粗揉機内の写真じゃ! これがもみ手とさらい手だよ。 |
![]() |
![]() ![]() |
||
粗揉工程で水分がかなり減ったものを揉捻機で強くもみます。 揉板の上をもみおけが回転し、おもしをかけながら葉内の水分が十分ににじみ出すように強くもみ、色と水分量を均一にします。 |
![]() |
|
![]() |
揉捻機を上から見た図 | おろろ〜 目がまわるぅ〜 |
![]() |
![]() ![]() |
|||
![]() |
丸い胴ごと回転しておるので、 気をつけないと危ないぞ。 |
||
![]() |
|||
![]() 中揉機の断面図 |
揉捻機によって“だんご”になった茶葉を解きほぐしながら、にじみ出た水分が上乾きにならないように茶葉全体を乾燥させます(重量減約70%程度)。 回転する胴とその中心にもみ手の着いた回転軸があり、茶葉を軽く圧して茶葉内部の水分をさらに表面に浸出させて蒸発させます。 (約40分) |
![]() ![]() |
||
![]() 精揉機の断面図 |
![]() |
|
![]() |
ガッチャンコ ガッチャンコ… ここを上手にできると針のような形に細くよれるんじゃ。 手を入れると挟まれるぞ! |
加熱しながら茶葉の整形を行い、日本の煎茶らしい外観をつくります。 凸凹のある揉盤と、茶葉をつかみながら前後に揺り動かすもみ手で加熱・加圧しながらもみ上げます。ここで特有の形状と色つやがつくられます。 (約30分) |
![]() ![]() |
||
![]() |
あともう少しで できあがりじゃ!! |
|
![]() |
||
精揉が終わった茶はまだ13%くらいの水分を持っているので、これを3〜5%程度まで乾燥させます。 |
![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
|
乾燥後、できたお茶が均一になるように良く混ぜ合わせます。 |
![]() |
乾燥が終わった茶を「荒茶」といい、この状態で袋詰めされて出荷されます。 |
![]() |
荒茶で出荷されたお茶は、お茶の問屋によって仕上げられてから小売りされるのじゃ。 |
仕上げ(再製・調製) 荒茶で出荷された茶を仕入れた茶商が小売りするための製品に仕上げる行程である。 総合仕上げ機により、篩い分け・切断・木茎分離・風選をし、火入れを行った後、再び選別をかけて、目的とする製品別に合組を行う。 |
|
こうしてできあがったお茶なのだから、今度からはじっくり味わってほしいものじゃ! |